映画「空飛ぶタイヤ」 組織のために働く人々の不気味さ。欲望のために人をも殺す大組織と闘う弱小企業社長の逆転劇!

映画、観ました。

「空飛ぶタイヤ」

池井戸潤氏の人気小説を映画化。
トラックの脱輪事故により、ある母親が即死する。事故の原因として、トラックの整備不良を疑われた弱小運送会社は窮地に陥る。だが、その脱輪事故は、運送会社の整備不良ではなく、大企業であるトラックメーカーの構造的欠陥の可能性が高いことがわかる。リコール隠しをする大企業と、運送会社社長(長瀬智也)の闘いを描く。
池井戸潤氏の作品は、会社組織の中の人間模様に特徴があるが、この作品は、組織の不気味さが際立っている。人を殺しても組織を守ろうとする人々の不気味さが凄い。ただ、こういう人々は特異ではなく、我々もいつ組織に丸め込まれてしまうか分からない。組織は、人々の巧妙心、生活の保障をくすぐり、悪事に加担させたり、無関心にさせる。組織のために働くというのが如何に異常かを感じる。悪事に加担して、組織を守っても、それによって甘い汁を吸っているのは黒幕だけだ。人々を幸福にする仕事をするために組織があると肝に銘じる必要がある。組織を言い訳にしてはいけない。一人の人間としておかしいと思うなら、声を上げないといけないのだろう。一人でダメなら、皆んなで一斉に。そうすれば、組織を利用して、人を殺してでも甘い汁を吸う輩を駆逐できるのだから。それにしても、組織の黒幕の薄気味悪さは半端ではない。もう人間ではない。ただの欲望と虚栄心の塊にしか見えない。
豪華俳優陣を揃えた映画。結構、淡々とした演出だけど、グッと来るところがある。
勝手な評価:⭐️⭐️⭐️⭐️(組織の不気味)

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