映画「孤狼の血」 破天荒な刑事と、理性のかけらもない、欲望全開の闇社会の闘い。女流作家が書いたと思えないハードな仕上がり。

映画、観ました。

「狐狼の血」

暴力団同士の抗争が激化している昭和60年代の広島。暴力団の抗争を止めるためには手段を選ばない刑事(役所広司)がいた。その刑事のやり方に疑問を抱きながらも、コンビとして働く新人刑事(松坂桃李)。暴力団、右翼団体、警察、様々な人々の思惑での中で、2人は暴力団と抗争を止められるのか……。
暴力団の映画なので、いたたまれないシーンが多い。個人的にはやや疲れる。だが、ストーリーは凄く良く練られていて、作者の構想力に脱帽。かなりハードな暴力ものだが、作者が女性ということにも驚く。キャラ作り、セリフ回しも絶妙にうまい。人物が良く描かれている。
映画として、演出、テンポ共に良かった。俳優陣も素晴らしく、特に役所広司さんは相変わらず凄い。キャラが完全に乗り移ってる感がある。美形というカッコよさではない、独特のカッコよさが役所広司さんにはある。
狐狼というタイトルから作者も意識したのかもしれないが、組織、縦社会というのは、どこも保身に満ちていて、不幸な気がする。IT社会は組織を破壊していく気がしているが、そうなった時、こういう縦社会が出てくる話って、江戸時代の話のように昔の話に見えるんだろうなー。
それと、人間社会の暗部って、理性のかけらもない、欲望全開な世界で、なんか残念な気になる。
勝手な評価:⭐⭐⭐⭐(ちょっと怖い)

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