映画「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」 自由とは何であるかを知る。報道の自由を守った市民の歴史的快挙を描く。

映画、観ました。

「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」

ベトナム戦争に関する機密文書をスクープしたNYタイムズ。法的措置により、機密文書に関する続編記事の掲載を差し止められる。そんな時、ワシントン・ポストも機密文書を手に入れる。NYタイムズが差し止め命令を受けている中、ワシントン・ポストが記事を掲載すれば、関係者は刑務所送り、会社は倒産の恐れさえある。そのような状況におけるワシントン・ポストのオーナーとデスクを中心とした葛藤と人間ドラマを描く。
よくこんな事を市民が出来たなとひたすら感心し、「報道の自由」の本当の意味を知る。国家権力、司法、企業など市民に制約を与える機関は多いが、本来それらは市民の自由のためにある。いかなる市民も何らかの機関のために存在せず、何らかの機関は、市民の自由、幸福のために存在する。この映画で描かれる歴史的快挙はそのことを再認識させてくれる。一方で、自身の権力に勘違いする輩、組織の利益だけを優先する輩のなんと多いことか……。権力、組織的優位が本来、市民のためにあり、市民から借り受けたものであることを忘れ、自身が獲得した力と勘違いしている。昨今、権力の暴走、権力者への忖度など、市民の自由を揺るがす事態が多くなっている気がするが、もう一度、自由ということを考えてみるべきであろう。一度奪われた自由を取り戻すには、革命レベルの争いが必要になるのだから。アメリカも様々な問題を抱えているが、自由に関する民意が高い。これがアメリカの強さであり、民意の高さこそが継続的な国力になる気がする。
映画的には、メリル・ストリープさんの演技が凄い。最終決断に至る際の彼女の演技に引き込まれて、メリル・ストリープさん演じる主人公といっしょに気づけば泣いているという状態。もちろん、トム・ハンクスさんらも凄かったが。裁判のシーン、他新聞社の対応など、作品のシーンとしてもグッとくるところは多い。
勝手な評価:⭐⭐⭐⭐⭐(観るべき)

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