映画「デトロイト」 実際に起きたデトロイトの暴動を冷静に描く。人間社会の底知れぬ闇。

映画、観ました。

「デトロイト」

1960年代にデトロイトで起きた黒人暴動。その中で実際に起きた警官による黒人市民の殺人を題材に、差別のリアルを描く。
実際に起きた事件を冷静に描いていく形の映画で、登場人物に感情移入するような映画ではない。その分、差別の過酷さがクローズアップされ、人間社会の過酷な現実に絶望させられる。
当時から半世紀が過ぎたので、アメリカでは差別は随分緩和されたのだと思うが、世界のどこかでは不当な抑圧に苦しめられている人は多いだろう。
基本的に差別する側が悪いのだが、この映画を観て少し奇妙な感覚を覚えた。差別する側も個人のレベルでは、差別される側に、勝手に脅かされている。それは、差別されている側がいつか報復に来るという疑心暗鬼に近い。それが、悲劇を生んでいる気がする。個人レベルの小さな差別が、白人、黒人という属性のレベルまで広がり、結局、自らが作り出した差別観念に個人が蹂躙されていくネガティブなループが出来ている。周りに危害を与えていない限り、あいつらはおかしいなど、ある集団に色をつける行いは本当に危険だと思う。おかしいことがあったとしてもおかしいのは、個々人のはずで、属性は関係ない。
勝手な評価:⭐️⭐️⭐️⭐️(世の中の不条理を知る)

スポンサーリンク
広告ー大
広告ー大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする