本「マルドゥック・スクランブル The 1st compression」冲方丁: 独特の世界観と巧みな設定に感服

本、読みました。

「マルドゥック・スクランブル The 1st compression」 冲方丁

人々が完全に階層化された未来都市マルドゥック。人々は階層に合わせ、空間的にも住む場所を変える。そして、下層部にすむ下流の人々は、何らかの方法で上層部に登って行くことを夢見る。そのような社会は、悪事すら厭わず、階層を登って行こうとするものたちを生み、必ずしも安定した社会ではなかった。
下層部の未成年売春婦として有名になった主人公は、成り上がりの上流階級の人物に見初められ、上層で愛人として暮らすようになる。ある日、ある事件に巻き込まれ、瀕死の重傷を負った主人公は、サイボーグとして蘇る。そして、事件の真相を探る戦いに巻き込まれていく…
現在と比べ、科学は発展しているが、人間の欲望は全く変わらず、寧ろ肥大化したアンバランスな未来像を描いていて、作品の設定自体に人間の業を感じる。登場人物がグロテスクな悪役が多く、独特の世界観も醸されている。設定自体も作り込まれていて、かなりの力作だと思う。まだ1巻なので途中で終わってしまっているので何とも言えないが、グイグイ読まされる。
ただ、エヴァンゲリオンのような面白さを感じないのは、何でだろう?続きを読んでいくともっと惹きつけられるのかも。
4(独特の世界観)

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