本「スコーレNo.4」宮下奈都 誰もが感じる自分とは?という疑問を、伸びやかで、素直な心象で描き切った、爽やかで幸せな作品!

本、読みました。

「スコーレ No.4」 宮下奈都

ある女性の中学時代から社会人初期までの、出来事、心の変遷を描く。
主人公の女性は、3人姉妹の長女。次女とは、小さい頃から仲良しだが、思春期を迎え、自分と次女の違いに気づく。美人で、自分の意思をハッキリ主張する次女に比べ、自分は器量も平凡で、主張がないと感じる。この感覚をずっと引きずる主人公は、なかなか自分を見出せないが、様々な出来事を経て、何かを掴み取っていく…
ある種の成長物語だが、伸びやかで、素直な表現で、心象風景が丁寧に描かれているので、読んでいてとても心地良い。女性作家による女性の心象なので、女性はそう感じるんだーとか、可愛らしい感じ方だなーなど、男性としては発見が多かった。もちろん、男女共通で、共感する部分も多々ある。
人って意外と自分が分かってなくて、特に自分の良さが分かっていないように思う。そんなことを凄く感じさせてくれる作品。読後感も爽やかで、なんか幸せな気持ちになる。作者の才能に脱帽。
勝手な評価:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(なんか幸せ)

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